A.みなべ・田辺地域で受け継がれてきた、梅を中心とした農業の営み・暮らしです。
【補足説明】
特長① 山全体を梅林にせず、炭焼きのための薪炭林(山)を周辺に残している
薪炭林は、雨水が地中に貯め斜面の崩落を防ぐだけでなく、地中の水が養分を蓄えるため、農業や生物多様性に貢献しています。
また、薪炭林のウバメガシでつくられる「紀州備長炭」は日本の炭のトップブランドとしての地位を築いています。
特長② ミツバチによる受粉を行っている
みなべ・田辺地域で栽培している梅の多くは、違う品種の花粉がめしべにつかないと実がなりません。そのため、違う品種の梅の木を近くに植え、ミツバチによる受粉を行っています。花の少ない早春に咲く梅の花は、ミツバチにとっても貴重な食糧となっています。